日本酒の香りや味わいを左右する重要な要素のひとつが酵母です。酵母は糖をアルコールへと変える発酵の働きを担う微生物で、日本酒の個性を決める大きな役割を持っています。
数ある酵母の中でも、**最も広く使われている酵母のひとつが「協会7号酵母」**です。
協会酵母とは
日本酒造りで使われる酵母の多くは、日本醸造協会によって分離・培養され、酒蔵に頒布されているものです。これらは一般的に協会酵母と呼ばれています。
協会酵母には番号が付けられており、それぞれ異なる特徴を持っています。酵母の種類によって、日本酒の香りや味わいが変わるため、酒蔵は目的に応じて使い分けています。
協会7号酵母の特徴
協会7号酵母は、現在でも多くの酒蔵で使用されている代表的な酵母です。
主な特徴として次のような点が挙げられます。
- 発酵が安定している
- 普通酒から吟醸酒まで幅広く使用できる
- バランスのよい香りと味わいを生み出す
こうした扱いやすさから、現在でも多くの日本酒造りで活用されています。
他の主な協会酵母
協会酵母にはさまざまな種類があります。代表的なものとして次のような酵母があります。
協会9号酵母
華やかな香りを生み出す酵母で、吟醸酒などに使われることが多い酵母です。
協会13号酵母
香りが高い特徴を持つ酵母ですが、現在は頒布されていません。
協会1号酵母
1917年(大正6年)から1935年(昭和10年)まで頒布されていた初期の協会酵母です。
まとめ
日本酒造りで最も広く使用されている協会酵母のひとつが協会7号酵母です。
発酵が安定しており、普通酒から吟醸酒まで幅広く使えるため、多くの酒蔵で採用されています。酵母の違いは日本酒の香りや味わいにも影響するため、日本酒を理解するうえで重要なポイントのひとつです。
発酵の解説リンク
アルコール発酵